なかなか捨てられないもの

 

これはツキノワグマのはく製なのですが

玄関にむかって「でーーーん」と居座っています


このはく製が来た由来は

夕食で使う山菜を取るためにうちのおじいちゃんが

山に入っていたところ

川端に寝ているように見えるクマが・・・・

で、うちのおじいちゃんはなぜか「ほーーい。ほーーい。」と変な掛け声をかけたそうですが

・・・・反応なし

で、思い切って(遠くから)石を投げてみた

・・・・・反応なし

少し近づいて、長い枝で ツンツン

・・・・・反応なし


で、やっと近くに行って確認したら死んでいたそうです

話によると猟友会の方が打ったのですが

重傷をおいながら逃げ切ったクマを偶然見つけたようです

 

で、数日後、村の方から

「第一発見者なので買ってほしいな」

というような話があったので、速攻で買ったようです

 

 

・・・そういえば、昔うちにウミガメのはく製もありました

子供心に

「何故、山の旅館にウミガメが???」

とは思いましたが

多分、はく製が好きだったみたいです

 

でも、お客様がチェックインで玄関を通るときに

10名に1名ぐらいの確率で

「きゃ!!」

と悲鳴が

 

お客様を驚かせてしまうクマなのです

 

しかも、女将に勝手に「何とか三郎」みたいな名前を付けられてしまっているし

 

お客様をびっくりさせてしまうのは、申し訳ないので

移動もしくは廃棄

したいのですが

何しろ「重い」です

 

それになんとなく捨てられません

「・・・・どうしよう??」

と、悩んでもう10年ぐらい経ってます

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